
5月
田植え
霜月祭で使う餅米の苗を、小学校の子どもたちや地域の人と一緒に、手で植えていきます。
山に囲まれた、人口300人ほどの集落です。
朝は川の音で目が覚めて、夜は驚くほど静かになる。
特別なことは、たぶん何もありません。
それでも、何日か泊まるのと、住んでみるのとでは、見えるものがまるで違います。いとくるは、その差を試してみるための家です。まずは短く、3ヶ月から。
真庭市のいちばん東のはしにあります。まわりは全部、山。水がとにかく豊かで、家の前の用水路にも田んぼにも、いつも水の音があります。コンビニはありません。そのかわり、歩いていると誰かに会います。
写真:余野の集落
季節でやることが変わります。予定を決めなくても、だいたい山と川のほうから決まっていく感じです。

春
桜が咲いて、やがて山じゅうが新緑になります。田んぼに水が入って、集落の音が変わる時期。

初夏
夜、田んぼの上をホタルが飛びます。数が多いので、はじめて見る人はだいたい驚きます。

夏
川で遊べます。キャンプ場では直火で焚き火も。空が暗いぶん、星がよく見えます。

秋
山の恵みが出はじめます。もらいものが増えて、冷蔵庫の中身が読めなくなります。

冬
雪が積もります。のとろ・奥津・湯原と、湯けむりまで車で行ける距離です。
季節が、
予定を決めていく。
何が起きるというわけでもない、ふつうの平日です。
川の音と鳥で目が覚める。カーテンを開けると、まだ谷に霧が残っている。
台所でコーヒーをいれる。壁が空色なので、朝の光が入ると部屋ごと明るくなる。
集落をひとまわり。誰かに会えば立ち話になって、たいてい予定より長くなる。
リビングで昼ごはん。住人以外の人がふらっと寄っていることもある。
仕事の続き。Wi-Fiはあるので、オンラインの打ち合わせも問題なく。
買い出しは車で。近くに店はないので、まとめ買いが基本になる。
外に出ると、驚くほど暗い。見上げると、星が出ている日が多い。
余野の暮らしの真ん中には、大津神社のお祭りと、霜月祭に向けた米づくりがあります。住んでいると、ひとつひとつの行事に自然と呼ばれるようになります。

5月
霜月祭で使う餅米の苗を、小学校の子どもたちや地域の人と一緒に、手で植えていきます。

9月
実った稲を鎌で刈り、はざにかけて干します。田んぼに、稲の壁の通り道ができます。

10月
その年の稲わらで大しめ縄をない、拝殿と鳥居にかけます。わらをしごく、たたく、よる。全部、手の仕事です。

11月
11月3日は大津神社の秋大祭。法被姿の大人たちがお神輿をかつぎ、集落をまわります。

12月
祭りの前日、蒸したての餅米を臼と杵でつきます。田植えから育ててきた米が、ここで餅になります。

12月
大津神社の霜月祭。境内には人が集まり、儀式のあとの餅投げでにぎわいます。一年の米づくりが、ここで締めくくられます。
写真をタップすると、大きく見られます。





空き家だった一軒を、少しずつ手を入れながら使っています。きれいに仕上がった家ではありません。どこを誰が直したか、だいたい説明できる家です。
写真:外観
2階の天井の断熱材は、集めた古着です。1階は床下に断熱を入れました。あるものを使って、寒さをしのぐ方法を探しているところです。
写真:キッチン
古民家らしさを狙わずに、思いきり明るい色を塗りました。ここで料理をしていると、家にいる感じがあまりしません。
写真:リビング
共用スペースとして地域に開放しているので、知らない人が座っていることがあります。ここが、いとくるがただの住まいではない理由です。
個室は3つ。最大3名のコンパクトな家です。台所・風呂・トイレ・リビングは共用になります。
写真:客室1
客室1 / 1階 6畳
入居中床下に断熱材を施工しています。1階なので、リビングや台所との行き来がしやすい部屋です。
写真:客室2
客室2 / 2階 8畳
11月1日から空室いちばん広い部屋です。東向きの窓で、朝の光が入ります。天井の断熱には古着を詰めています。
写真:客室3
客室3 / 2階 6畳
入居中東向きの窓。こちらも天井に古着を敷き詰めています。2階は2部屋が並んでいます。
図:間取り
1ヶ月から住めます。まず試してみたい人も、腰を据えたい人も、どちらでも。
35,000円 / 月
4ヶ月〜1年で契約する場合。1〜3ヶ月の短期は 40,000円 / 月。
このほかの条件は、直接お話ししながらお伝えしています。見学だけでも歓迎です。
いとくるは、余野で動いているいくつかの取り組みのひとつです。住まなくても、まずは泊まりに来る、という関わり方もあります。
泊まるのと、住むのとでは、
見えるものがまるで違う。
入居を決める前に、一度来てもらうのがいちばんです。見学、短期のお試し、「ちょっと気になる」くらいの段階でも、遠慮なくどうぞ。
写真:余野下の集落